AIに人間のような知能を求める必要あるのか?

 

一般向けに
人工知能について書かれた
本やニュースサイトには、
「人工知能研究の究極の目標は
汎用型人工知能をつくることだ。」
と書かれています。

 

汎用型人工知能とはざっくり言うと、
人のように活動し、
人よりも賢い知能活動ができる。
そんな人工知能のコトです。

 

ドラえもん
が一番想像しやすいかな(´・ω・`)

 

どんな取り組みがある?

 

汎用型人工知能をつくる
とゆー目標に向けて
どんな取り組みがあるのでしょうか?

 

まずは、
人間がもっている
ありとあらゆる常識を教え続ける
なんて取り組みがあります。
下の記事にもありましたね。

なぜ「第二次AIブーム」は終わったのか

また、
チェコには
汎用型人工知能をつくる会社
「GoodAI」なんてのもある。

 

なんでも
CEOの個人の資産1000万ドルを
つぎ込んで立ち上げられた会社だとか。
そして、10年という期間を決めているようだ。

 

GoodAIの目標は
汎用型人工知能をつくり
宇宙の謎を解明すること。

 

めちゃめちゃ壮大な目標や…

 

でも、本当に必要?

 

人間にも
100㍍を9.58秒で走れる人、
麻雀で20年無敗だった人、
大喜利が得意な人、
と色んな人がいる。

 

もっというと、
円周率7万桁覚えられる人、
読んだ本を9000冊も暗記してる人、
数式が頭の中に降ってくる人、
もいる。

 

人工知能に汎用性を求めるように、
数式が降ってくる人に対して、
かき氷名人とか、畳職人
になってもらう必要はないだろう。

 

しかも、AIは機械だ。
動物ではない。

 

動物であるゾウに、
人間のように将棋を指す
レゴブロックで遊ぶ
飛行機を操縦させる
なんてことは強要しないだろう。

 

人間と同じように、
脳と身体をもった動物に対しても、
人間の知能や生活を
再現させることは難しい。
動物でなく、機械となると尚更だろう。

 

『何かが得意』でイイじゃないか

 

科学(だけでなく、人類全体についても)は
そのような一つの能力に
突出した人によって、
積み上げられてきた歴史なのだ。

 

もちろん、偶然な発見もあるが…

 

一つの能力に突出している
それだけで十分なのだ。

 

将棋界でも、
人工知能が新しい戦術をうみ出した。
将棋界は一歩進んだことになる。
それだけでも十分なんじゃないかな。

 

おわりに

 

なぜ人間は人工知能に、
スーパーハイパーマスターモンスター完璧
を求めるのだろうか?

 

もちろん
GoodAIの目標である
宇宙の謎を解明する
というのは、ロマンがある。
僕は、物理学が好きなので
宇宙の謎にはスゴク興味はある。

 

しかしながら、
お互いに得意なところを補って生活する。
しかも、
人工知能には人間にくらべて、
めっぽう得意なことがある。
それだけでも、十二分に人類は発展する。

 

汎用型人工知能のように
振り切った成長よりも、
一歩一歩成長するほうが
確実で、イイんじゃないかと思う。

 

おーわり