【ケアバード】2016年から活躍している老舗の見守り機器

 

 

時間がない人向けに特徴を

  • 入居者様のストレスを感じさせない、耐久性に優れたセンサーをマットレス下に設置。
  • バイタル異常や離床をパソコン、携帯電話、ナースコール等へリアルタイムで通知。
  • 睡眠状態や左右バランスなどのデータをクラウドで保存、いつでも閲覧・印刷可能。
  • 3G回線モデムと非接触バイタルセンサーの設置が容易、専用アプリ不要。
  • 介護スタッフ向けにCareBirdの特徴や利用方法に関する無償貸し出しを実施。​

特徴は?

「ケアバード(CareBird)」は、主に介護施設や在宅介護の現場で使用されるクラウド型の見守り支援システムです。このシステムは、高齢者や要介護者の安全を守るために設計されており、非接触型のセンサーを用いて、利用者の体調や状態をモニタリングすることができます。これにより、介護者は利用者の異常や急変を迅速に把握し、適切な対応が可能となります。

ケアバードの基本的な機能

ケアバードの最も重要な機能は、非接触型センサーによる利用者のバイタルデータのモニタリングです。このセンサーは、ベッドの下に設置され、脈拍や呼吸の変化をリアルタイムで測定します。従来のように利用者に直接装着するセンサーではないため、身体的な負担を軽減し、また利用者のプライバシーも保護されます。特に夜間や少人数の介護体制の際に、離床や呼吸停止などの異常を即座に検知し、アラートを発することが可能です。

このシステムは、各居室に設置されたセンサーから送られるデータをクラウド上で一元管理します。介護スタッフは、専用のモニターやスマートフォン、PHSなどを通じて、リアルタイムで各利用者の状態を把握することができます。異常が発生した場合には、アラートが音やビジュアルで表示され、即時対応が可能となるため、転倒や急変などのリスクを最小限に抑えることができます。

導入のメリット

ケアバードの最大のメリットは、介護スタッフの業務負担を大幅に軽減できる点です。従来の見守り方法では、介護スタッフが頻繁に巡回を行い、利用者の状態を確認しなければなりませんでした。しかし、ケアバードを導入することで、遠隔から利用者の状態を常に把握できるため、必要な場合にのみ介入することが可能になります。これにより、スタッフは他の業務に集中できる時間が増え、効率的な業務遂行が可能となります。

また、睡眠のモニタリング機能により、利用者の睡眠パターンを把握することができるため、夜間のケア体制を最適化することができます。例えば、特定の時間帯に眠りが浅い利用者に対して、適切なタイミングで介入することで、転倒リスクの低減や、適切なケアの提供が可能です。さらに、長期的なバイタルデータを記録・分析することで、利用者の健康状態の変化を把握し、適切なケアプランの策定に役立てることができます。

非接触型センサーの技術

ケアバードで使用されている非接触型センサーは、非常に高精度で、ミリ秒単位で利用者の体動を計測します。マイクロ波を使用することで、金属や水を除くほとんどの物質を透過し、体表面の動きを正確に捉えます。これにより、利用者が寝返りを打った際の動きや呼吸のリズム、さらには心拍数の変化などをリアルタイムでモニタリングすることが可能です。

従来のウェアラブルセンサーと異なり、利用者の体に直接取り付ける必要がないため、利用者はセンサーの存在を意識せずに日常生活を送ることができます。また、体への接触がないため、皮膚のかぶれや痒みといったトラブルの心配もありません。センサー自体も非常に耐久性が高く、長期間にわたって安定した性能を発揮します。

介護現場での活用

ケアバードは、特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、グループホームなど、さまざまな介護施設で導入されています。また、在宅介護においても活用が進んでおり、家族や訪問介護スタッフが遠隔で利用者の状態を確認できる環境が整っています。これにより、介護者が常に近くにいなくても、万が一の事態に迅速に対応できる安心感が得られます。

さらに、ケアバードはデータの蓄積と管理にも優れています。毎日のバイタルデータや生活リズムの記録は、クラウド上に保存され、いつでも確認できる状態にあります。このデータは、利用者の健康状態の経過を確認したり、医師や家族との話し合いの際に役立てることができます。特に、長期的なデータの蓄積により、介護プランの見直しや改善が可能となり、より質の高いケアを提供するための重要な情報源となります。

導入の容易さとサポート体制

ケアバードの設置は非常に簡単で、既存のパソコンやスマートフォンを使ってすぐに運用を開始することができます。専用のサーバーや高価な機器を必要とせず、介護施設や在宅でも手軽に導入できる点が評価されています。センサーの設置も、ベッドの下に置くだけで済むため、専門的な技術や工事は不要です。

さらに、ケアバードは無料体験を提供しており、導入前にその使い勝手や効果を確認することができます。このサービスにより、導入を検討している介護施設や家庭は、実際の使用感を体験した上で最適な見守り体制を構築することが可能です。また、利用中のサポート体制も整っており、システムの運用に関する疑問やトラブルにも迅速に対応しています。

まとめ

ケアバードは、介護現場において利用者の安全を守り、スタッフの業務負担を軽減するために設計された先進的な見守りシステムです。非接触型センサーによる高精度なモニタリング、リアルタイムでの異常通知、データの長期保存と分析など、多くの機能を備えています。これにより、介護の質を向上させるとともに、利用者とその家族、介護スタッフに安心感を提供しています。

このシステムは、技術の進化とともに今後もさらなる改良が期待されており、介護現場における見守りの新しいスタンダードとして広く普及していくことでしょう。ケアバードの導入により、より安心・安全な介護環境が実現し、多くの高齢者や要介護者が質の高いケアを受けることが可能となっています。

詳細は、以下の参考からご確認ください
参考 公式ホームページ

 

【合わせて読みたい】様々なジャンルの介護ロボットを一覧にした記事

【24年9月最新】介護ロボット一覧!どんな種類がある?普及しない理由は?

この記事も含んだ、色んな介護ロボットを一覧にしています。ざっくりとジャンル分けをしています。「見守り機器」「オムツ・排泄」「送迎」「介護記録」などの個々の問題から探せるようになっています。