【おでかけキャッチ】認知症の方が誤って外出するのを防ぐ介護ロボット

 

 

時間がない人向けに特徴を

  • 認知症の方の徘徊を感知し、家族や介護者に警告するシステム​​。
  • 見守られる人には何も持たせず、家族や介護者が専用の認証キーを持つ​​。
  • 認証キーを持たない人がセンサーに感知されると徘徊とみなし、警告を発する​​。
  • 介護保険のレンタル対象製品で、本体ユニット、受信機、認証キーのセットで提供​​。
  • 製品価格は226,400円から、介護保険利用時の自己負担は月額864円から​​。

特徴は?

「おでかけキャッチ」は、認知症の方が無意識に徘徊を始めてしまうことを未然に防ぐための認知症外出通報システムです。フランスベッドが開発したこのシステムは、従来の徘徊感知システムとは異なり、見守られるべき人には何も持たせず、代わりに家族や介護者が専用の認証キーを持つという新しい発想に基づいています。認証キーを持った人が人感センサーの範囲内を移動しても、システムは反応しませんが、認証キーを持たない認知症の方がセンサーに感知されると、徘徊しているとみなされ、家族や介護者に音、光、画面表示を通じて警告を発します。

このシステムは、見守り対象の人にストレスを与えず、かつ見守る側にも安心を提供することを目的としています。また、介護保険のレンタル対象製品としても利用でき、費用面でもアクセスしやすく設計されています。本体ユニット、受信機、認証キーのセットで提供され、必要に応じて認証キーを追加することも可能です。製品価格は226,400円からで、介護保険利用時の自己負担は月額864円からとなっています​​​​。

詳細は、以下の参考からご確認ください
参考 公式ホームページ

 

認知症の高齢者の行方不明が過去最多になっている

認知症の高齢者が自宅から誤って外出してしまっていることが増えている。様々な対策が行われているが、過去最多の件数を更新してしまっているのが現状だ。常時GPSを装着していることは、好ましくないだろう。そもそも認知症の方がその機器を外してしまう可能性もある。靴にGPSがついていても、裸足で外出してしまうかもしれない。行方不明になり、そのまま見つからないケースはあまりにも悲しい。

実際に私の上司も同様のことが起きていた。仕事中に連絡があり、上司の家族が帰ってこないというのだ。親戚総出で近くを捜索をしたが、全く見つからない。私たちは認知症の方がどんなことを考えているのか、普段の仕事から少しは知っている。その上司も認知症の方への理解が深い。記憶にある中で行っていそうな場所を手当たり次第に探したら、なんとご兄弟の家の近くで発見できたという。そこは隣の市町村で、10㎞以上も離れた場所だ。認知症の方は、何も分からなくなって外出するのではない。若い頃の記憶が戻ってきて、外出してることがあるのだ。50年前の子育てをしている記憶が戻ってきて「子供を幼稚園に迎えに行かなくては」と外出する。この認知症の症状を全く防ぐことはできない。おでかけキャッチのような機器が普及し、悲しい事件が無くなることを願っている。

様々なジャンルの介護ロボットを一覧にした記事

【24年3月最新】介護ロボット一覧52選!どんな種類がある?普及しない理由は?

この記事も含んだ、色んな介護ロボットを一覧にしています。ざっくりとジャンル分けをしています。「見守り機器」「オムツ・排泄」「送迎」「介護記録」などの個々の問題から探せるようになっています。