超初歩的な解説をしてくれる本
いちばんやさしいベイズ統計入門 「結果」から「原因」を探し出す
高校の時に数学が嫌いで、数式を見ただけで吐き気がするような人にはこの本は向いていると思います。逆に高校の数学を無難にこなしていたなら、ほとんどのページは退屈に感じるくらい初歩的な解説をしてくれています。
はじめは母集団の説明から、ランダムサンプリングや平均値、中央値まで統計学の初歩の初歩から解説されています。
ベイズの定理に必要な条件確率も例を使って詳しく説明されており、ベイズの定理に至っては4つの例を用いて何度も説明されています。
ミステリー小説風にベイズを解説する本
結果から原因を推理する 「超」入門 ベイズ統計 (ブルーバックス)
1冊目の本と同様に、ベイズ統計以外の統計学の基礎的な解説がされています。データ収集の方法なんかも説明されています。
この本はとある事件が起きた場面から始まり、その事件を刑事がデータ分析を用いて解決するストーリーになっています。単回帰分析や散布図、相関係数、多変量解析、ロジスティクス回帰など、データ分析するなら必須の知識も丁寧に解説されています。
ここで紹介した2冊の本はかなり初心者向けなので、少しでも知ってる人にとっては必要ないと思います。
ベイズの定理とは関係のない本
世界を支配するベイスの定理 ―スパムメールの仕分けから人類の終焉までを予測する究極の方程式―
タイトルにベイズの定理と書いてあり、図書館に置いていたので軽く読んでみましたが、ベイズとは関係のない本でした。
原文のタイトルでは「終焉を予測する」的なタイトルなので、ベイズと名を打っておけば売れると思ったのでしょう。
にしても、翻訳は丁寧で内容も悪くないので、タイトルだけを戻せば問題ないと思うのですが…まぁ、なんにせよベイズ統計を学ぶのであれば、読まなくてもいい本であることは間違いないです。
YouTubeでベイズ統計を勉強できる
YouTubeでベイズ統計について勉強するなら、この動画一択だと思います。丁寧な解説で、わかりやすい。もちろん数式を使った説明なので、数学が苦手な人は1冊目と2冊目の本で軽く勉強してから、動画を見てください。大学で少しでも数学に触れていればまったく問題なくついていけると思います。
ベイズ統計については全部で6話あり、時間にすると2時間ほど。ディープラーニングについての動画も大量にあるので、オススメですよ。
なにを言っているかわからなくても、1話目と2話目は見ることをオススメします。