【本レビュー】人工知能プログラミングのための数学がわかる本

 

 

注意
本は読む人の習熟度によって評価が変わると思っています。なので、単一な星★での評価はしていません。

 

どんな人向けの本か

この本では高校で習う数学のうち、機械学習に関係している分野の振り返りをしてくれます。したがって、中学生の方であれば読んでおいて間違いはないでしょう。また、高校数学をあまり覚えていない、という人にもおすすめです。

かなり入門向けの本になっていると思います。

どんな人が書いているのか

著者は石川聡彦さん。東京大学工学部出身の方です。現在は株式会社アイデミーという会社を運営されています。この会社は「AIオンライン学習サービス」を運営しています。基礎的なプログラミングと人工知能について学べるサービスです。

どんな内容か

  • 数学基礎(関数の概念、平方根、三角関数等)
  • 微分(極限、グラフの最大値最小値等)
  • 線形代数(ベクトル、内積、行列、固有値と固有ベクトル)
  • 確率、統計
  • 回帰モデルで住宅価格を推定
  • 自然言語処理
  • MNISTを中心にディープラーニング

総評

これから人工知能について勉強したいが高校数学の知識はない、という人には良い本です。ディープラーニングについて解説されているサイトを問題なく読めるようになるでしょう。

高校数学は問題ないという人は「人工知能ではこう使われる」と題されたコラムがおすすめです。

本のタイトルにプログラミングとありますが、プログラミングについてはほぼ言及されていません。あくまでも、人工知能についての数学が学べる本だと思ってください。