某宗教についてのニュースが出ていました。号外まであったので、ほとんどの人が目にしたニュースだと思います。某宗教が起こした地下鉄の事件は、僕が生まれた年に起こりました。
なので当然、その当時に何があったかは知りませんでした。しかし、気にはなっていました。なぜ、組織を巨大化させることができたのか。なぜ、人を殺める組織になったのか。などなど。
なんとなく気になっていた某宗教。そして、マインドコントロールにも興味がありました。ちなみに、マインドコントロールと洗脳は、異なる点があります。洗脳は暴力的な手段をとりますが、マインドコントロールはそれがありません。
ふと、YouTubeのおすすめ欄にでできた、某宗教のドキュメンタリー動画。それを見ると、芋づる式に某宗教の動画がおすすめ欄に現れました。
さて、なんとなく見始めた某宗教のドキュメンタリ動画。気づくと、YouTubeにあがっている某宗教の動画を15時間分くらい見ていました。
興味のあったマインドコントロールについて、少しは知ることができたと思います。備忘録として、その一部を記しておきます。(という建前で、ブログを書く練習をします。)
人を集める準備
僕が1人で「教祖だぞ」と言っていても、何も始まりません。悲しいだけです。
某宗教は、1万人規模にまで膨れ上がっていたそうです。そこまでは厳しいでしょう。でも、100人から1000人なら、なんとかなるんじゃないかな。
理想を与える
某宗教では、教祖の空中浮遊がこれにあたるでしょう。他にもあったのかな?
なにかしらの理想を与えられる組織にする必要があります。ノアの方舟的なものでもいいと思います。
少し宗教とは離れますが、連鎖販売取引も近いと思っています。いわゆる、マルチ商法です。マルチ商法での理想というのは、お金です。
居場所のない人
さて、理想を与えられる準備ができたら、実際に人を勧誘しなければなりません。ここでも、やり方があります。
実際に、マルチ商法に勧誘されたことのある人ならわかると思いますが、しつこさが重要です。1度声をかける程度ではダメです。
なぜ、しつこさが重要なのかというと、一定数の根負けする人がいるからです。
その根負けしやすい人が、居場所のない人が多いです。たとえば、親とうまくいっていない子供です。職場になじめていない人もそうでしょう。現代には、多い気がしますね。
自己否定感を埋める
他には、自己否定感を埋める方法があります。「あなたは悪くない」のような言葉を使います。
押してダメなら引いてみろ、ではないですが、しつこさがダメなら、寄り添う形の勧誘にすることもできます。
これを、手当たり次第やります。日本最大のマルチ商法会社の会員数を見ると、日本に70万人はいるようです。そして、マルチ商法会社は、Wikiを見るだけでも70社もあるようです。
その数字からすると、100人声をかければ、1人はついてきてくれる計算になります。
集めてから
さて、人を勧誘するのはマインドコントロールの準備段階です。といっても、集める段階でマインドコントロールされやすい人が集まっているでしょう。
思考力を奪う
集まった人と話をするときは、外界からの情報を遮断する必要があります。これは思考力を奪うことができます。監禁してしまうと、犯罪になってしまいますので注意を。
合法的な手段としては、広い会場での公演なら、サクラをたくさん仕込んでおくことでしょうか。話をしている人とは別に同調する人がいれば、マインドコントロールしやすい環境になります。
必要なことは、思考力を奪うことです。人間は考えるのが面倒な生き物といわれているので、方法はたくさんあるでしょう。
権威付け
話をするときの一つの方法として、権威付けがあります。たとえば、「ダルビッシュも言っていた」のように、有名人の名前を使います。
某宗教でも、「仏教の教えにある」とか「偉い僧侶のお墨付きをもらった」という文句を使っています。
これも、思考力を奪うための一つの方法です。
アンカリング
アンカリングとは、五感からの情報と、特定の行動や感情を結びつけることです。有名なところでは、イチロー選手です。バッターボックスでの特徴的な動作。あの動作と、集中力を結びつけています。ラグビーの五郎丸選手もそうですね。
このアンカリングは、某宗教での洗脳のときに使われていたようです。洗脳がとけないように使われていました。アンカリングで、逃げ出したくなった信者を、再び修行をしたくなる気持ちに仕向けていたそうです。
某宗教では悪用されていたアンカリングですが、それ自身は悪いことではありませんので注意を。
おわりに
僕が見た動画では、以上の方法が見受けられました。おそらく、他にも方法はあるでしょう。というか、詳細になりすぎても気持ち悪いので、書いていないものもあります。
マインドコントロールについて、記事にするかは迷いました。書いたとしても、読んでもらうメリットがないと感じていたからです。しかし、少しでも知っていただくことで、不幸なマインドコントロールをされない人が増えると嬉しい、と思い書く事にしました。
おーわり